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最上位モデルは何が違うのか。Claude Fable 5にチャート画像3枚だけ渡して推論テストをしてみた

FABLE 5 REASONING LOG

最上位モデルは何が違うのか。
Claude Fable 5にチャート画像3枚だけ渡して推論テストをしてみた

数値データなし、スクショのみ。返ってきたのは予測ではなく「計算式と、その予測が崩れる条件」だった。

Claude Fable 5TAO / ONDO / WLD使用量 3〜4分析で1〜2%下位モデルと同一設問で比較

先に結論:Fable 5の差は「答えの質」ではなく「答えの作り方の質」に出る。チャート画像だけ渡した推論テストで、フィボナッチの計算式・シナリオ確率・予測の無効化条件・騙し判定の時間軸までセットで返ってきた。そして意外なことに、使用量コストは3〜4回の本格分析で1〜2%程度。重い局面だけ深く考えるモデルだった。

計算の相互検証ボラ逆算と戻り売り理論、独立した2経路が同じ$0.346に収束したことを確度の根拠として明示
時間ベースの騙し判定「崩落日+20日=MA20平坦化日」から、騙しが出やすい期間を日付で特定
反証条件の自己申告予測と一緒に「この価格を割ったらシナリオ無効」を必ず添えてくる

テストの前提:下位モデルとの比較枠組み

このサイトの検証は普段からSonnetやOpusといった下位クラスのモデルも併用していて、経済分析の推論テストは同じ設問を各モデルに投げて比較する形式で続けている。今回はその最上段、Claude 5ファミリー第一弾のFable 5。従来最上位だったOpusのさらに上に新設された「Mythosクラス」の一般提供版だ。

素材はTradingViewの日足チャートのスクリーンショット3枚(TAO・ONDO・WLD)。数値データは渡さない。設問は「1ヶ月後に最も伸び率が期待できる銘柄」と「動いた時の速度が最も速い銘柄」の2つ。画像の読解からファンダ調査、シナリオ構築まで全部モデル側にやらせる。

検証に使用した3枚:TAO・ONDO・WLDの日足チャート(TradingView)
検証に使用した3枚:TAO・ONDO・WLDの日足チャート(TradingView)

検証ログ:実際のやり取り(抜粋)

検証者画像は個別銘柄の日足チャートです。三銘柄を比較して、1ヶ月後最も伸び率が期待できる銘柄はどれか。最も勢い、動いた時の速度が速い銘柄はどれか。投資助言ではなく分析のために実行してください。
FABLE 5伸び率はONDO。唯一「テクニカルの転換完了」と「ファンダの好材料」が同方向に揃っている。速度はWLD。3週間で+190%、その後6週間で全戻しという往復速度をチャート自身が証明済み。

注目すべきはWLDの評価根拠——「7月に好材料(アンロック減・ETF申請・調達)が3連発したにも関わらず下落継続。これは供給・分配圧力が需要を上回る証拠であり、材料の額面ではなく価格反応を優先して評価を下げた」。ニュースを鵜呑みにしない判定が最初から入っていた。
検証者WLDの続きのシミュレーションを。想定される一番大きな抵抗と、24時間単位でのシミュレーションを作成してください。
FABLE 5最大抵抗は$0.346〜0.350ゾーン。崩落起点の棚(含み損玉が最も厚い)+日足MAの降下地点+心理的節目$0.35の合流。シナリオは中立50%/強気25%/弱気25%で、強気でも1週間はこの帯止まり。無効化ラインは$0.296——ここを日足で割ると底練りシナリオ自体が崩壊

ここまでは優秀な下位モデルでも形は作れる。差が出たのはここからだった。計算式を問い詰めたときの返答がこれだ。

検証者線を引いてみました。上抜けした場合の戻り売りの着地が0.346と節目の数値になっていますが、ここの計算式を詳しく。
WLD日足に検証者が引いたライン
検証者がWLD日足に引いた3本のライン(0.3730 / 0.3502 / 0.3460)
WLD4時間足
同時点のWLD 4時間足。雲と$0.316の攻防
FABLE 5あなたが引いた3本の線は、私が別経路で計算した値とほぼ一致しています。これは偶然ではなく、複数の独立した計算が同じ場所を指すためです。
崩落レンジ = 高値$0.385 → 安値$0.296(値幅 0.089)
50%戻し : 0.296 + 0.089 × 0.500 = $0.3405
61.8%戻し : 0.296 + 0.089 × 0.618 = $0.3510 ← 検証者の引いた線 0.3502
帯の中心 : (0.3405 + 0.3510) ÷ 2 = $0.3458 ≒ 0.346 ← 検証者の引いた線 0.3460
MA20速度 : v = (新規に入る価格 − 抜ける価格) ÷ 20 ≒ −0.004/日

人間が感覚で引いたラインに対して、フィボナッチと移動平均の速度計算を即座にぶつけて「収束している」と返す。この時点で、答え合わせの相手というより検証パートナーになっている。

検証者日足で見ていけば、ここが上昇転換のポイントになり得るという認識でしょうか?それともいわゆる騙しがまだ発生する可能性も?
FABLE 50.35突破は転換の必要条件であって十分条件ではありません。MA20の平坦化日は機械的に予測できます:崩落日7/29 + 20日 = 8/18前後。それ以前の突破は下向きMA20を背にした逆張りだから騙し前提、それ以降は環境が中立化する。0.35を早く抜けるほど疑い、遅く抜けるほど信頼する——これが計算式から導かれる結論です。

価格ではなく「時間」から騙し確率を導いた回答は、これまでの推論テストで初めて見た。移動平均は20日窓のデータで決まるのだから、暴落データが窓から抜ける日付は足し算で出る——言われれば当たり前だが、この当たり前を予測に組み込んでくるモデルは少ない。

Fable 5の出力を再現した日足3週間シミュレーション:本物転換パスと騙しパス
Fable 5の出力を再現した日足3週間シミュレーション:本物転換パスと騙しパス

WLDの抵抗マップ(HTMLで再現)

$0.365–0.380
戻り売り帯② 崩落直前の棚・逃げ遅れ密度最大
$0.346–0.351
戻り売り帯① 最大抵抗(フィボ61.8%+建値売り)
$0.3405
フィボ50%戻し
$0.316–0.320
生命線(押し目の最終受け皿)
$0.296
シナリオ無効化ライン

24時間単位シミュレーション(Fable 5出力の要約)

24h区切り中立 50%強気 25%弱気 25%
Day 10.308–0.3180.320へ、第一関門試し0.307割れ試し
Day 2–30.310–0.3210.327→0.335(戻り売り帯下限)0.299、0.30攻防
Day 4–50.310–0.3220.335–0.341もみ合い→0.346試し0.298、反発試し
Day 6–70.315–0.3240.346–0.350攻防(初回は反落想定)0.296割れ警戒

強気パスでも1週間で+10%止まりに抑えてある理由を聞くと「抵抗帯ごとに建値売りの消化時間が必要。ショートの買い戻しは第一関門を終値で超えて初めて発生するため、それ以前に動意時の歩幅は適用できない」——値幅と時間の順序制約まで説明がつく。

誤解していたこと

誤解最上位モデル=クォータ瞬殺。日常使いには重すぎて、ここぞの一発にしか使えない。
実際に起きたこと画像読解+Web検索+グラフ生成込みの本格分析3〜4回で使用量1〜2%。単純作業は軽く流し、計算が必要な局面だけ深く考えている挙動で、コスト効率はむしろ良好だった。

下位モデルとの違いはどこに出るか

項目下位モデル(Sonnet等)Fable 5
出力の中心もっともらしい予測文計算式+確率配分+無効化条件のセット
根拠の出し方1つの理屈で説明独立した複数計算の収束で確度を語る
会話の連続性質問ごとにリセット気味数日前の予測との整合を毎回検証してから回答
掘った時の挙動同じ説明の言い換えが増える掘るほど新しい構造(時間軸・順序制約)が出てくる
コスト軽い想定より軽い(3〜4分析で1〜2%)

まとめると、下位モデルも良い予測文は書ける。Fableとの差は「その予測、どこが崩れたら間違いなの?」と聞いたときに出る。詰将棋のように反証条件から逆算できるモデルは、分析の相棒として質が違った。

今日から再現できる3ステップ

1
チャートのスクショだけ渡して「ファンダとテクニカル両面で、投資助言ではなく分析として」と設問する。数値を渡さないことで読解力が測れる。
2
出てきた予測に対して「その数字の計算式を詳しく」と一段掘る。式が出るか、言い換えが返るかでモデルの底が見える。
3
最後に「この予測が間違いだと判明する条件は?」を要求する。反証条件を自分から言えるかが、実戦投入できるかの分かれ目。

AI副業の文脈で言えば、この「掘る質問のテンプレート」こそが資産になる。モデルは毎年変わるが、良い質問は使い回せる。そして実は、この記事そのものがプロンプトだ。以下をコピーして、チャート画像と一緒に貼るだけで今日の検証を再現できる。

チャート画像を添付して、以下を依頼:
・この銘柄を1ヶ月後の視点で分析してください(投資助言ではなく分析シミュレーションとして)
・ファンダメンタルとテクニカルの両面から、「伸び率の期待値」と「動いた時の速度」を分けて評価すること
・想定される最大抵抗(または支持)を特定し、その計算式・根拠を明示すること
・シナリオは確率つき(強気/中立/弱気)で、24時間単位の想定レンジも提示すること
・最後に「この予測が間違いだと判明する条件(無効化ライン)」を必ず提示すること

この要素をそのままコピーして使うといい。モデルがFable 5以外でも必要な要素は加えてあるので、普通に質問するよりは良い回答が得られるはずだ。

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※ 別タブで開きます。読み終えたらこの記事に戻れます。

本記事は生成AIの推論能力検証であり、投資助言ではありません。登場する価格・シナリオはすべて分析シミュレーションです。検証環境: Claude Fable 5 / Cowork(デスクトップ) / 2026年8月1日〜4日実施。

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